英会話を独学でマスターするためのおすすめ勉強法

英会話の上達方法

学生や社会人にとって英会話を勉強する際、何から始めたら良いかわからないということが多いと思います。それもそのはず、書店にはたくさんの勉強方法を教えてくれる英会話教材がたくさんあるけれども、どれが自分に一番適しているのかよく分からないですよね。

そこで、英語初心者や英会話を独学でマスターしたいという方に、おすすめの勉強法を紹介していきます。簡単なものから少々難解なものまでありますが、非常に効果的な方法なので、ぜひ実践してみてください。効果は保証します。

基本的な英文法を身につける

まずは英会話を始めるにあたり、最低でも中学校レベルの英文法はマスターしましょう。英文法を知っているか知らないかでその後の学習時間が大きく変わります。英文法を知っていれば、言葉の構造が理解できるので、スピーキングやリスニングをする際に非常にアドバンテージとなります。

特に重要なのが5つの文型です。この5文型は英語の構造を示すものであり、必ずマスターしましょう。文型を知らないと言葉の並べ方が分からず、いつまでも話せるようになりません。日常会話を話すうえでは、第3文型は非常に重要となりますので、しっかり理解しましょう。文型をマスターすることで、日本人特有のカタコト英語を卒業し、飛躍的なリスニング力アップも期待できます。

注意点として、英文法を勉強する際は文法書を一から始めないことが重要です。勉強していく中で、分からないことがあればその都度、該当の項目を勉強していく形で良いでしょう。

英文音読のすすめ

英会話を習得する上で絶対に欠かせない練習方法が音読です。決して難しい英文ではなく、一読してすぐに理解できる程度の英文を何度も何度も音読するようにしてください。

この練習を繰り返すことで、英文の構造が体で身につくだけでなく、英文を前から逐次的に理解できる英語脳(英語回路)が構築できます。練習する際は、なるべくネイティブスピーカーが話した英語音声に合わせて練習するとより効果的です。英語独特のイントネーションや単語と単語の繋がり(リエゾン)も同時に体得できるからですね。

特に英語の場合、高速に発話されると、単語と単語の音が影響しあって、音声変化が生じてしまいます。この音声変化が日本人がリスニングに弱い最も重要な要因です。音読はこの音声変化の習得にも欠かせない練習となります。英文音読で得られるメリットを以下に挙げます。

  • ネイティブの発音が身につく
  • イントネーション、リズム、アクセントなどが身につく
  • 日本人離れしたスピーキングができるようになる
  • ネイティブの高速なリスニングにも対応できるようになる

ざっと以上のような効果が期待できます。とにかく英語につまずいてる方は、騙されたと思って英文音読を実践してみることをお勧めします。

リスニング力アップに徹する

当たり前ですが、相手の言ってることが理解できなければ、会話が続きませんよね。なので、リスニングは非常に重要なスキルとなります。リスニング力を上げるには色々な練習方法がありますので、以下に代表的な練習法を取り上げます。

音声変化の習得

音声変化は前述した通り、単語と単語が影響しあって別の音声に変化してしまう現象のことです。いくつかパターンはあり、連結(リエゾン)、同化、脱落が代表的です。こうした音声変化のデータベースを脳内にたくさん蓄えることで、リスニング力が面白いようにできるようになります。

多くのパターンを学習できる参考書が書店で市販されているので、自分に合ったものを一冊購入し、徹底的に練習すると良いでしょう。

スラッシュリーディングで英語脳(回路)を構築する

日本人が英語を理解する上で、一番良くないのが英文を後ろから理解しようとする癖です。これは中学校で習う訳し上げが原因です。この英文理解の仕方では、ネイティブが話した順に内容を理解することはできません。

この問題を解決する方法としては、スラッシュリーディングがあります。このスラッシュリーディングは、英文を意味の塊ごとにスラッシュを入れていき、スラッシュごとに意味を理解していく方法です。この方法だと、綺麗な日本語にはなりませんが、全体の意味を理解するには十分です。

この方法は、リスニングだけでなくスピーキングやリーディングにも絶大な効果を発揮します。このスラッシュリーディングで英語能力が底上げされますので、英会話のトレーニングにはもってこいです。

シャドーイングの実践

シャドーイングとは、流れてくる英語音声を少し遅れて復唱する方法です。練習法としては少々ハードル高いですが、同時通訳者の方も採用する練習法なので、効果は抜群です。

ただし、初心者の方は無理をせず、まずは音読から開始することをお勧めします。音読でも十分な効果が得られるので、ある程度レベルアップしてからシャドーイングに移っても良いでしょう。

スピーキングにはアウトプットが必須

英語が喋れるようにならない人の共通の特徴として、実際に口に出して英語を発話していないことが上挙げられます。このアウトプットなしにスピーキング力は絶対に向上しません。中学校や高校での英語学習は読み書きばかりで、音声学習時間が全然足りません。

とにかく英語を口に出すことです。最初は恥ずかしいかもしれませんが、英語マスターには絶対に必要なプロセスです。アウトプットの練習をする上で、重要な点を以下に3点挙げます。

音読練習を徹底的に行う

前述したように、英語の底上げをするには音読が非常に重要です。初心者の方は、音読を中心に徹底的に英語を口から出すようにしてください。1日10分から20分、毎日練習することで英語にだんだん慣れてきます。

それと同時に、リスニング力も伸びていき、ネイティブの会話が所々理解できるになる時が来ますので、まずは着実に練習を繰り返すようにしてください。

ネイティブフレーズを身につける

ネイティブフレーズとは、ネイティブが日常生活で頻繁に使うフレーズのことです。実は、日常会話なら、こうしたフレーズを知っているだけでも十分に対応できます。ネイティブフレーズを理解できるようになると、自然な英語表現ができるようになり、ネイティブに笑われることなく、自信を持って会話ができるようになりますよ。

またネイティブフレーズを知っていることで、リスニングの場面で心理的な余裕ができ、リスニング力アップにも繋がります。ただし、フレーズにも多少のニュアンスの違いがあるので、TPOに合わせたフレーズ運用が必須です。

特に重点的に学習しておきたいのが、句動詞、いわゆる熟語です。英語の日常会話では、難しい単語よりも簡単な動詞を使って表現することが非常に多く、しかも高速に発音されることが多々あります。こうした理由から、句動詞はなるべく多く身につけておくと良いでしょう。

中学レベルの英単語をマスター

やはり英単語を身につけなければ話になりません。ただ、高校生や大学生で習うような難解な英単語は必要ありません。日常会話では、そうした難しい単語はほとんど使われませんので、日常英会話をマスターする上では不要です。

中学校では約1000から2000語を学習すると言われていますので、この程度の語彙力で十分です。書店で購入の際は、受験コーナーではなく英会話コーナーの参考書を手にしてみると良いでしょう。会話で必要な実用英単語が効率的にマスターできるので、是非一冊手にしてみてください。

英語初心者におすすめの英会話教材

これまで、英会話スキルの技術的な向上のコツを解説してきました。ただ、初心者の場合、こうした課題をクリアできる教材をご自分で見つけるのは大変ですよね。

そこで、英会話初心者にもおすすめの英会話教材を参考としてご紹介しておきます。どの教材も初心者向けに開発されており、日常会話レベルなら十分に対応できるようになりますよ。詳細は、英会話教材おすすめランキング | 独学で話せる大人向け6選【2022年】をご覧ください。

テキストはもちろん、CD、DVD、動画などで楽しく学習できます。また、スマホで学習できる教材もあるので、通勤・通学中など、時間、場所を気にすることなく気楽に学習できますよ。

学習目的を設定しモチベーションを維持

なんでもそうですが、目標なく学習しても良い結果は得られません。なぜ自分が英会話を習得したいのか、その目的を明確にしてください。目的を明確にすることで、必要な練習が分かり、学習の挫折も予防できます。

特に語学学習は、結果が出るまでに長時間を要する場合が多く、初心者の方は途中でドロップアウトする原因になります。なので、ある程度覚悟をもって最低6ヶ月は必死で学習してみてください。学習時間に比例して、実力がアップしたと自覚できる日が必ずやってきますので、あきらめずに学習を継続しましょう。

英語がペラペラになりたい、TOEICで高得点を取りたい、洋楽を字幕なしで楽しみたいなど、目的は何でも結構ですが、とにかく具体的に目標を設定してください。漠然とした目標では、モチベーションが維持できませんし、自分の成長を自覚できません。とにかく、気長に楽しく英会話の学習を続けてみてください。

まとめ

以上、初心者の方が英会話を独学でマスターする上で重要な点を挙げてみました。英語をマスターすることは簡単ではありませんが、自分の上達が確認できれば、これほど楽しい勉強もありません。

毎日少しでも良いので、英語と触れる時間を増やし、英語が体に染み付くようになるまで、ご自身のペースで学習していってください。私も実践してる練習法ばかりなので、あなたの英語学習の参考になれば嬉しいです。

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